「うーばー・プロジェクト」とは?
市制施行100周年、UBEビエンナーレ60周年を翌年に控え、2020年にアートを介してコミュニティを育むソーシャル・デザイン・プロジェクト「うーばー・プロジェクト」がスタートしました。
広く一般から集まったアートコミュニケーター(愛称:うーばー)が、様々な分野のメンバーとともに、そこにある文化資源とアートの力を活かしながら、人と作品、人と人、人と場所をつなぐ活動を展開。
アートでつながる多種多様な人々とのコミュニケーションを大切にし、そこで育まれる新しい価値観を社会に届けていきます。
アートコミュニケーター
=うーばーとは?
アートコミュニケーターは、サポーターやボランティアではありません。アートの力、つまり一人ひとりの個性を認めう “ええね!の気持ち”でお互いを受け止め、活かし合い、“あったらいいな”、“やってみたいな”、といった様々な思いを、うーばーの皆さんと専門家、企業…などとともにかたちにしていく能動的なプレイヤーです。
家でも学校でも職場でもない場所で、世代や職業を超えたメンバーと一緒に、コミュニケーション の場を創造し、新しい価値やゆるやかな関係づくりを提案してみませんか?
私たちの目指すこと
うーばー・プロジェクトは、一人ひとりの個性を認めあうアートの力で互いの可能性を受け止め、活かしあい、新しい価値と創造的なコミュニティを社会に届けることを目指します。
世代や職業を超え、アートから生まれるコミュニケーションを通して、他者を他者として受け入れる許容力のある社会の実現、地域の文化的資源の活用、全ての人に開かれたアートとの出会いを創ることを目的とします。
うーばーの役割
うーばーはさまざまな思いを形にしていく能動的プレイヤーとして、アートを介してコミュニケーションを促進し、新しい価値観を届け、⼈々や場所をつなぐ活動を⾏います。従来とは違う価値観を提示するアートの力によって、誰もがフラットに参加できる場をデザインし、多様な⼈々を包摂できるしなやかで柔軟な社会基盤の構築を⽬指します。
うーばー(UBAer)の由来
- UB(宇部)+A(アート)+er(つなげる人)という思いを込めています。
- 英語(uber)では「すごい」「優れている」、ドイツ語(über)では「〜超える」「〜の上の」という意味があり、新しい未来を創造し実施していくプレイヤーを目指します。
活動のしくみ
うーばーは「基礎講座」と「実践講座」、「ラボ」や「実践活動」を通して、うーばーとしての役割の理解を深めていきます。学ぶことと現場で実践することのサイクルがあることで、アートを介した活動がさらに充実したものになっていきます。それぞれの関心に軸足を置きながら、互いに学び合うことを大切にしています。
基礎講座
①「きく力」を身につける
②アートの見方・楽しみ方
③この指とまれ/そこにいる人が全て式+解散設定
④アートコミュニティ的ミーティングを学ぶ
実践講座
⑤【人×作品】「つなぐ」講座+実践活動
⑥【人×コト】「生みだす」講座+実践活動
基礎講座 講師紹介
伊藤達矢(いとう・たつや)
東京藝術大学 社会連携センター 特任教授
東京藝術大学大学院修了(博士号取得)。専門は美術教育。「共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点事業」プロジェクトリーダーを務めるなど、多様な文化プログラムの企画立案に携わる。共著として『美術館と大学と市民がつくる ソーシャルデザインプロジェクト』(青幻舎 2018)、『こどもと大人のためのミュージアム思考』(左右社 2022)等。
稲庭彩和子(いなにわ・さわこ)
独立行政法人国立美術館 国立アートリサーチセンター 主任研究員
ロンドン大学UCL修士修了。神奈川県立近代美術館、東京都美術館を経て、昨年より国立美術館にてラーニング事業を担当。専門はアートと人をつなぐコミュニケーション・デザイン。編著書に『美術館と大学と市民がつくるソーシャルデザインプロジェクト』『コウペンちゃんとまなぶ世界の名画』『こどもと大人のためのミュージアム思考』等。